いきなりインバウンド復活しちゃいましたね。    着付け体験も茶道も復活で、なんだかあわただしい日々を送っています。

着物が受け継がれていく理由は?

縫い直せるように縫うからです。

つまり最初からリサイクルできるような形であり、裁断方法であり、そういう仕立て方をしているからです。

すごいな、着物って!

手縫いだから簡単にほどせ、は縫い(写真)をして洗い張り。

は縫いされた反物

紬は両面使えるし。

もちろん染直しもできちゃう。

仕立て直せば自分のサイズにもできる。(多少限界はあるけど・・・)

 

たとえば下の写真ですが、こちらの訪問着も受け継がれたものです。

左はお母様が着た振袖の袖を短くして訪問着に仕立て直したものです。

右は義母のお下がりです。袖が短いです。(笑)

訪問着 お下がり

 

 

そうそう、最近よく聞くミシンで縫う”ハイテク仕上げ”。

これは業界では「ミシンで叩く。」と言うそうです。

そうですよね。地の目に関係なくブスブス刺していくわけですから、糸が傷つきます。それで生地が痛んでしまうそうです。

また、反物を真っ直ぐさせるために、両端の耳をちょこちょこ切ってしまうことも No Good。

両方とも縫い直しができない場合もあるそうです。

上質な反物やお気に入りの反物は、わがままも聞いてくれる信頼できて腕の良い和裁士さんに頼みたいですね。

 

話変わって、江戸時代は究極のリサイクル。

1枚の着物を季節によって縫い直したそうです。

単衣→袷→綿入れ→袷→単衣のローテーション。

春夏には裏をとって単衣に。

綿入れに直すのは九月九日までの期限付き!

庶民は古着が当たり前。

古着屋さんもたくさんあり、色々な人に受け継がれていったのですね。

おむつや雑巾でもだめになったら、灰にして畑の肥料や藍染めや紅花染の発色剤に使い尽くしたそうです。

すごーい!

参考資料はこちら。江戸好きのバイブル。

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