素材もいろいろ、便利グッズもいろいろです。あなたのお気に入りはどれでしょう?
これから着付けを始める方は参考にして下さいね!
伊達締めの種類
博多織の伊達締め
正絹と言えば、博多織の伊達締めが代表的ですね。
さすが博多織、キュッと気持ち良く引き締まります。
締めている時の絹鳴りの音もいいですね!
「私は着物を着ているのよ!」と実感します。
良い素材は丈夫で長く使えます!
博多織の場合、背中の交差をきれいに折る必要があります。
さて、夏は正絹なら紗がおすすめです。
見た目も涼し気(帯で見えないけど)、実際も多少ですが涼しいです。ポリやゴム製よりずっと涼しいです。
最初は少し硬いので使い込んで柔らかくしましょう。
シャーリングの伊達締め
化繊なら脇にゴムが入ったシャーリング伊達締め。クシュクシュッと楽ちん!
初心者さんにはやさしい伊達締めです。
前面が固い芯が入ったようなものは帯板の必要はありません。
コーリンベルト不要な金具付きもありますが、少々慣れが必要です。(個人的感想です。)とあるきもの学院の教材で使いましたが、苦手だったので金具部分を外しました。(実は上の写真がそれです。)
着せ付けの練習で使用しています。
伊達締めベルト
ベルクロ付きのゴム製のベルトもあります。こちらの方が使ってる方が多いかも。
身丈の長い着物でおはしょりが多く出る時に容易に処理できるので便利です。
着物に合ったきれいな色を選ぶのも良いですね!
手織りの伊達締め
義母の母手織りの伊達締めです。まさに秋冬の普段きものにピッタリ。付け心地も二重丸。
お気に入りです。
メッシュ素材のベルト
最近のお気に入りはこちらのすずろベルトです。
個人的感想ですが、衿合わせがずれるという不安が激減しました。最近は冬でも使います。
数百円のメッシュを購入したことがありますがそれはハズレでした。質の良いしっかりしたものを選びましょう。
実はまい吉はムシムシと暑い時は伊達締めをしないこともあります。浴衣は胸紐だけか、着物はコーリンベルトだけの時もあります。
条件は自分サイズの着物であることです。
伊達締めの役割
胸紐同様、衿合わせ、衣紋の抜き具合を保ちます。
紐よりは幅が広く、胸紐だけよりも衿元をしっかり、きれいに保つことができます。
襦袢と着物に2本使用しますが、着方や着物、季節によっては省略も可能です。
伊達締めの締め方
詳しい締め方はリンクをご覧ください。↓
博多織伊達締めの締め方
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伊達締めベルトの締め方1:前とじ
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伊達締めベルトの締め方2:後ろとじ
伊達締めの端の処理についてです。
処理の仕方はいろいろありますが、まい吉は写真の様に横に挟んで納めます。素材によって互い違いに挟むこともあります。
伊達締めの締め具合
まい吉は上半身はみぞおちを開けるゆったり派、下半身は下腹を締めるぴったり派です。
伊達締めや紐類を締める時に一番大切なことは、
”脇を締める”
です。
正面で「ぎゅーっ。」ではなく、脇で「きゅっ。」と締めてから前面でからげます。
もう一つ、伊達締めを締める方法ですが、たいてい息を吸い込んだ状態で締めます。
胸呼吸です。
着せ付けの時は最初に「締めるのが好きですか?ゆるめが好きですか?」と聞くことがあります。
ゆるめが好きな方には「はい、息吸ってくださいねー。」とお願いします。
ただ、肺活量の多い方は気を付けて下さいね。落差がありすぎて緩すぎになり、伊達締めの意味がなくなります。着付け師泣かせになります^^;(実話です。)
さてさて、お気に入りはありましたか?