車いす着付けの復習 2021年6月23日
認証福祉車いす着付師養成講座 基本・応用コースにて技術の復習と受講者の方のモデルを務めてきました!おもてなし和文化の会主催です。
まだ実際にお着付けする機会には恵まれていませんが、それだからこそ、技術をキープし、さらにブラッシュアップもしたいと思い参加しました。
着付ける着物は前回と同じく浴衣と小紋に帯は名古屋帯と袋帯のお太鼓です。
忘れている部分もありましたが、着付けの勘が戻り良かったです。講座でお手伝いをしながら復習できるのはかなりの利点です。
また、意識の高い他の受講者さんとの出会いは自身の意識も高まり、情報交換も貴重です。
次回はプロコースで車いすに加え、寝たままでの着付けを学びます。修了後から(コロナ感染症の)状況を見て活動を始める予定です。
初めての車いす着付け 2020年6月23日
新しいことを学ぶために時間が取れる機会だったので、
福祉車椅子着付師基礎コースを受けてきました。
丸1日で車椅子の操作と着付け方法を習得できる講座です。
こちらの講座を選んだ最大の理由は、
「着物や帯を解いたり、切ったり、縫い付けたりせずに車椅子に座ったまま着付けることができる」ことでした。
実は以前から受けたいと思っていたのです。
きもの学院元同僚から車椅子のお嬢さんに振袖を着付けたお話を聞いていたし、
着物好きのお年寄りが、思うように体が動かなくなり、大好きな着物を着ることをあきらめてしまうことも聞いてしました。
車椅子の母にも着せてあげられたらいいなとも思いました。
わけ隔てなく、日本の文化である着物を着て頂きたいですよね。
自分自身ももしそうであれば着たいですし、着せてほしいです。
そして、技術を習得すれば、いずれインバウンドの現場でも車椅子の方に着物と茶道の体験をしていただけるでしょう。
さて、主なカリキュラムは
前半:車椅子の操作の仕方や気を付けるべき事と名古屋帯と袋帯の作り帯の作り方
後半:着付けのデモンストレーションと相対での着付け練習
です。
コロナ渦中なので対策もしっかりとされた中での講習となりました。
もちろんマスクに手消毒!
講師の方は講義時にはフェイスシールドも着装しました。
こちらは練習風景。仕上げです。
実際は同じくらいの目線でコミュニケーションをとることが大切なのですが、
相対での練習では必要最低限のコミュニケーションとなりました。
こちらは浴衣を着付けて頂いたたところです。
前結びが可愛いです。お花を付けてもいいですね。
こちらは小紋です。
座ったまま着付けても、全く自然な仕上がりです。
ギュッと締めることなく、ゆったりと着付けます。
実際、全く締め付け感はありません。
それが「また着たいわ!」につながります。
車椅子着付けに便利だなと思った着付け小物は・・・
マジックテープで留める腰紐が便利です。身体に優しく留めることができます。
こちらは少々マジックテープ部分が小さく留める力はさほどありませんが、車椅子着付ではギュッと締める必要はないので十分かと思いました。(*あくまでも個人的感想です。)
きものを試着する時に履く通称”足袋ッパ”です。
伸びない足袋は、お客様のお着付けする時の体調により履きずらい場合があるので、脱ぎ履きしやすいこのような足袋があると便利だと思います。
クリップを多めに用意すると良いです。洗濯ばさみでも代用できます。
すべての行程を終え、修了証をいただきました。
これで車椅子着付師として活動することができます。
講習を受けてよかったことは、
- 普段では受ける機会が少ない車椅子の操作方法やその際の注意点が学べたこと
- 着物や帯を解いたり、切ったりせずにそのまま座った状態で着付けができる技術を習得できたこと
- 相手の気持ちに寄り添って着付けをすること
- 「ちょっと難しいかな?」という事も「工夫次第で可能になる。」と、とてもポジティブになれたこと
講師の方に細かいところまで丁寧に教えていただき、実に有意義な講習となりました。
ありがとうございます!
次回はぜひ、応用コースを受けたいと思います。
現在、車椅子着付師の人数は非常に少ないそうです。その技術を教える講師も少ないそうです。
まい吉は皆さんにお勧めしたいです。
福祉車椅子着付師講座の情報は株式会社おもてなしのHPからどうぞ。
ストアカ「認証福祉車椅子着付け師養成講座」でも入手できます。