いきなりインバウンド復活しちゃいましたね。    着付け体験も茶道も復活で、なんだかあわただしい日々を送っています。

ネットで着物を買うときに気を付けること

みなさんはネット通販で「着物やら帯やら小物やらを何かに憑かれたように買いまくってしまった、そして期待していなかったものを受け取ることになってしまった。」などの経験はありませんか?

はい、まい吉もしました。

見ると欲しくなってしまうんですよね。着物ビギナーの頃は特に!

今は収まっておりますが(笑)

いろいろと勉強させていただきました。

今回はその経験から着物と帯をオンラインでなるべく失敗しないように購入する方法をお伝えします。

購入する前にチェックすべきこと

 

お好みの一品が見つかった場合でも、すぐにボタンをクリックしないでくださいね。

とりあえず、ひと呼吸置きましょう。

あなたが購入する前に確認すべきことがたくさんあります。

 

 

まず、自分チェックする。

 

  • 購入する目的は?(あった方がより良いし、万が一失敗しても後悔が少ない。)
  • いつどこでなにをするために着るの?
  • 自分の手持ちの着物や帯で似たようなアイテムはないの?
  • その着物の合う帯はある?その帯に合う着物はある?
  • 予算は十分?
  • 今、ほんとに、ホントに、本当に、それが必要なの?

 

と自問自答してみる。そして、一晩寝て考える。それでも購入したい場合は次の段階へ進みましょう。

 

 

つぎに、欲しい物のあらゆる面をチェックする。

 

以下の4点は必ず確認します。

 

  • サイズ(自分に合っている?)
  • 色(実際の色とほとんど同じ?)
  • 状態(臭いは?シミは?焼けは?)
  • 価格(失敗しても諦められる値段?)

 

中古でも新品でも基本は同じですが、中古の場合、特に重要なのがサイズと状態(コンディション)です。

 

中古の場合

サイズ:なかなかぴったりサイズの着物は見つけるのは簡単ではありません。まずはあなたのサイズを知りましょう。大事なのは以下の3点で、ほとんどのショップに掲載されています。

 

  • 身幅(前と後ろ幅)
  • 身丈

 

自分のサイズを知っておきましょう。以下の記事で詳しくお伝えしています。参考にしてください。

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着物は自分の体より大きければ、ほとんど合わせることができますが、サイズの近いものは余分な布の処理が少ないので、楽に着付けできます。

アンティークは現代の若い方達には小さいものが多いでしょう。だっておばあちゃん世代の着物ですものね。身長も体格も違います。アンティーク好きの皆さんは工夫してきていますね。

まい吉の例で言うと、中古で問題になるのは裄です。身長の割に手が長いからです。まず、コート類はアウトです。

サイズのお直しを受け付けているショップもあります。可能かどうか問い合わせてみましょう。

 

の長さも大切です。

昔のものは短いので要注意です。自分に合う長さなのか、対処できる長さなのか確認しましょう。名古屋帯の関西巻と関東巻では長さも柄の位置も違うことがあります。こちらも注意ですね。

 

反物を購入する場合ですが、古い反物は現代ものよりも幅と長さが短いので、必ず確認します。裄の長い方はギリギリになることもあります。購入してから長さが足りないというのも困ります。”>小さな傷や汚れ、焼けなどがある場合、それらのダメージを隠すように縫います。

 

 

:色を確認することはとても重要です。色はブラウザによって異なります。少なくとも、デスクトップ、モバイル、タブレットなどのいくつかのデバイスで調べます。微妙に違うのでそれでも大丈夫か考えましょう。

色番を表示している親切なショップもありますよ。

 

状態:それは着ることができる状態の商品なのか、どうかです。商品のダメージを詳細に表示しているショップは信頼できます。また、ランク表示を参考にします。着られないものは素材用と書かれています。クリーニング済みかどうかも重要ですね。

確認することは・・・

 

  • 臭い(これは一番注意したい!)
  • カビ(カビがあるから臭うのね)
  • シミ(表も裏も出るシミ)
  • 黄ばみ(胴裏などに多い)
  • 変色(模様の染色の退色など、または日焼け、たんす焼けによるもの)
  • ほつれ
  • 傷(織傷、擦り傷など)

 

判断できない部分は、ショップに聞いてみましょう。

 

 

価格自分にとって失敗しても諦められる価格を決めておきましょう。例として着物なら3万まで、帯なら1万円までなどです。

掘り出し物があれば本当にラッキーですよね。まい吉の最近の狙い目は、ある程度有名な作家ものか未使用品です。

 

中古の時代区分

アンティーク:1945年以前に作られたもの。

リサイクル:1945年以降に作られたもの。

ヴィンテージ:古い。でも質が良い。由緒あるもの。

 

新品の場合

既製品・仕立て上がり品:化繊がほとんどですが、S・M・L、トールサイズ、ぽっちゃりさんサイズなど豊富になりましたね。正絹の仕立て上がり品はM~Lが多いようです。

サイズと色確認は必須です。

 

お誂え:反物で購入して仕立ててもらいます。反物での印象と仕立てた時の印象は結構、異なります。仕立て上がりのイメージをWEB上で確認できるショップもありますし、取り寄せて確認できるショップもあります。良心的ですね。

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反物のピンワーク

 

お誂えの場合は反物の価格だけではありません。追加料金があります。

主な費用は・・・

  • 湯のし代
  • 仕立て代
  • 胴裏、八掛代
  • ガード加工代
  • 芯地代(帯)

 

ショップによって料金が異なるので確認しましょう。

 

 

失敗&経験談

 

オークションでヒートアップ!!これはいけません。相手が金額を上げてくるとこちらもしてしまう。それほど欲しくないのについつい意地になってしまうことがあります。ゲットしたはいいけれど、届いてみたら「あらら・・・期待外れ!」なこともありました。

 

臭いがきつ過ぎて・・・商品ページには「臭います」との表示なし。届いてみたら凄い臭いが!返品不可だったので別のショップにリサイクルで出しました。練習用などはずーっと1年ぐらい掛けたまま放置していたらかなり臭いが消えました。

 

柄がずれている・・・生徒さん貸出練習用に黒留を購入。見てびっくり、着てびっくり!縫い目の柄があってない、縫製が変!そのため着づらい!そのような記述無し。あまり大きくない写真だったので、こちらも柄袷をあまり確認せず購入してしまった。ショップは「画像で確認できると思います。」と・・・良く見ればわかる程度で老眼にはきつい(笑)返品可だったので送料かかっても速攻返しました。以来そのショップでは購入していません。

 

色が違った・・・珍しく裄が長かったので、アンティークの羽織を購入。青は青でも全然色が違う。どうにかして着ようと色々コーディネートしてみたけど無駄でした。リサイクルに出しました。

 

地味過ぎた・・・「30年きもの」と言うのに凝っていた時期がありました。グレーの無地の紬の反物をリサイクルで購入。届いてみたらグレーはグレーでもとっても地味・・・リサイクルに出しました。

 

写真を見た限りでは良かったのに・・・アウトレットと言う破格のコーナーがあり生徒さん練習用に附下と袋帯を購入。届いてみたら・・・「えっ?なにこの柄?」でも着てみるとまあまあではありました。しかし、何回か使用してからその一緒に頼んだ化繊の滑る帯と共にリサイクルに出しました。

 

もちろん掘り出し物もあります!失敗と半々ぐらいでしょうか。

 

 

まとめ

好みの一品が見つかった場合でも、

すぐにボタンをクリックせずに、ひと呼吸。

これが大事です。

そして、

あなたにとって信頼できるショップを見つけることも大事です。

 

 

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アンティークや銘仙生地、もったいないハギレをシックで大人可愛い着付け小物によみがえらせるプロジェクトです。

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