おうちで着物!
そして、着物でお出かけに自分好みの丸ぐけを作ってみました。
組紐を作るには時間と労力、そして根気と忍耐が相当必要です。(経験談)
しかし!
丸ぐけは簡単です!
生地さえあれば、ホホイのホイ!で、できますよ。
ハギレでも良し、使わない半衿でも良し、です。
さあ、始めましょう!
準備するもの
お気に入りの生地を用意します。
こちらは気に入って買ったけれど使う機会のない半衿で、キラキラのデコ付きです。
もう一方はリサイクル着物ショップで見つけた生地です。半衿にしていましたが今回丸ぐけに!
両方とも半衿の長さ(約80cm)なので真ん中で継ぎます。
こちらはその他準備品です。
- ハギレか半衿などの薄手の生地:幅5㎝×長さ160㎝
- アクリル毛糸(並太)白:158㎝×16 計25.28m
- アクリル毛糸(並太)白:10㎝×2 計20㎝
- 菜箸、箸、マドラーなどの固くて曲がらない細い棒 1本
- ワイヤー1.5m
- ペンチ
- 接着剤(できれば速乾性)
- 目抜き(生地を折り込んだり引き出したりで、あると楽です)
- ソーイングセット
アクリル毛糸とワイヤーは百均ですが、家にあるものでもOK。
ワイヤーの準備
- チューブ状の生地を返すワイヤー
チューブに通すので、ペンチで先を丸くします。通す時に伸ばして使います。
- 毛糸を通すワイヤー
30㎝ほどのワイヤーを半分に曲げて両先を曲げ返します。長さは折り曲げた状態で全長約10㎝くらいです。
残りのワイヤーは生地を返す時に使います(ワイヤーは作り始めてから5年たった今でも現役使用中!)
毛糸の準備
約157㎝の長さを16本作り、両端は切らずに輪にしておきます。(作りたい太さにより本数を決めます)
毛糸用ワイヤーに挟み、10㎝×2の毛糸で両端を縛っておきます。(ずれ防止のため)
*毛糸の長さはご自分の使いやすい帯締めの長さにします。並尺約155㎝、長尺約165㎝
チューブ状の生地に通す時は、曲げ返した先を重ねます。
丸ぐけの作り方
準備完了したら、まずは生地の裁断です。
幅は5㎝です。
縫い代は余裕があります。多少のガタガタは問題ありません!
綺麗に裁断したい方はロータリーカッターがおススメです!
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1.裁断する。
2.半衿用生地で柄がある場合、真ん中で柄合わせをして継ぐ。
継ぎ合わせる時に全体の長さを調節します。
ポイント柄がある無地の場合も同様です。
3、表を裏に半分に折り、1㎝下がったところから1.5㎝幅ですべて縫う。(1.5㎝は細めの丸ぐけになります。若干厚手や固めの生地は広めに、とても厚手や固い生地は丸ぐけ向きではありません。伸縮が意外とある生地はニット用糸で縫います。もちろんミシンOKです)
すべて縫ったら、先端から8㎜のところ(赤枠)を接着する。(後で切り落とします。)
8㎜のところを細かくしっかり縫っても可。
4、片側にわずかなキセをかけておく。(これは省略してもOK)
5、ひも状になった布の先端をくぼませる。菜箸で更に中に押し込むように返していく。10㎝ほど返す。
6、ワイヤーに差し換えて、引き続き返していく。(返しにくい時は手芸用鉗子がものすごく便利です!)
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7、返し終わったら接着面を切り落とす。
8、毛糸は途中にダマがないように、きれいに糸目を揃えるようにしごいてから両端を毛糸でくくり、通していく。
(慣れてくれば両端のくくりはなくてもOK、毛糸は伸縮性があるので大事なのはしごきです)
9、先端まで通したらワイヤーを外す。
10、毛糸を少し引っ込めて、チューブの先端を1㎝折り返す。縦の縫い目がない方から縫い合せる。続いて縫い目のある方を縫い合わせる。糸を長めにして切る。
毛糸も一緒に縫い止めてしまいます。
はい、出来上がりです!
帯に結んでみました!
一本目は考えながら作ったので半日かかりましたが、二本目は2時間ほどでできました。
皆さんもぜひ作ってみてください^^
ワイヤーでの返しはちょっと難しかった方は素直にループ返しを使いましょう。(使い方になれた来たので現在はこちらを使用中)
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ループ返し使用の場合は
- ハギレか半衿などの薄手の生地:幅5㎝×長さ160㎝
- アクリル毛糸(並太):158㎝×16 計25.28m(丸ぐけの太さにより増減)
- アクリル毛糸(並太):10㎝×2 計20㎝(無くても可)
- ワイヤー約30㎝(毛糸挿入用)
- 目抜き(生地の折り込みと引き出しに)
- 手芸用鉗子(生地の返しにあると便利)
- ソーイングセット
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