いきなりインバウンド復活しちゃいましたね。    着付け体験も茶道も復活で、なんだかあわただしい日々を送っています。

和裁士の数だけ縫い方がある

和裁の先生の言葉、

「和裁士の数だけ縫い方があるのよ。」

妙に納得してしまいました。

確かに、和裁の本を数冊見ても同じものなのに縫い方が違うので、

自分のわかりやすい縫い方を選んで作っていたけれど、

「何で違うの?」と素朴な疑問を抱いていたのです。

5月にきもの未来塾のオープン講座を受けて仕立ての話を聞かせていただいた。

和裁士はもちろん、地方によっても縫い方が違うそうです。

採寸も鯨尺だったり曲尺だったり。

鯨尺:1尺=37.88 ㎝ 

曲尺:1尺=30.30 ㎝ 

フィート:1 ft=30.48 ㎝

*すべて人体の一部が基本。手やら足やら。

 

また、

着方によって寸法の取り方も違う。

着方にも京風や江戸風とかあるし、

帯で言えば関東と関西では巻き方が逆で、関西の方が長さが短かったり。

私は着物の前幅を多めにとります。

何でかって?

茶道の時乱れにくいから、なーんてね。

たくさん食べるとお腹ポッコリになるからでした(笑)

例えば生徒さんが古いお母様の着物で着付けをすると衿先が長ーく出たりします。

腰紐をとても低い位置で結ぶ想定で仕立てたのでしょう。

最近は繰り越しを多くとるのが主流のようだけど、

(従来は2cm→約5分、最近は3cm→約7分)

実は繰り越しをとらない方が衣紋が抜けて見えるそうです。

肩線が背中側に行くから。

大正時代は繰り越しなしだったらしいです。

へぇ~そうなんだ。

浴衣姿とパーツの名前

一般的には身長、裄、体の一番太いところを測って寸法を割り出していくけれど、

それだとどうしてもサイズがあわないところがあったりしますね。

お誂えする時は自分の一番着易い着物を着て行くか、持参しましょう。

または丁寧に採寸してくれる呉服屋さんか和裁士さんを見つけましょう。

和裁に興味あるあなたは自分で仕立てましょう。

 

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